【2025年版】プログラミング初心者向けコスパ最強PCの選び方

2025年6月3日火曜日

ITコラム

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プログラム開発には当然ながら開発を行うパソコンがまず必要です。
スマホが進歩して大体のことは事足りてしまう昨今、パソコンを持っていない、買ったことがないという方も珍しくないかと思います。
そういった方はプログラミング学習のために新しく購入する事になりますが、選択肢が多く、また一度の出費が大きい買い物なので簡単にはいくものではありません。
そこで今回は、プログラミングに必要なスペックを備えつつ、コスパに優れたパソコンの選び方のポイントとお勧めマシンの紹介をしていきます。


プログラミング開発で押さえるべきPCスペック

パソコンのスペック書きにはいろいろな項目がありますが、プログラミング開発にあたって特に重要なのは以下の3点です。

CPU性能

まず第一に重要なのは、パソコンの頭脳であるCPUの処理能力です。
現在主流のCPUはIntelのCoreシリーズとAMDのRyzenシリーズに大別できます。
また世代ごとの性能差は、コア数(処理の同時実行数)とスレッド数(コアあたりの仮想処理単位)で決まります。プログラミングの入門用としては、4コア/8スレッド以上が最低限必要なスペックです。
判断が難しい場合は、IntelならCore i5-10xx以上、AMDならRyzen5 3xxx以上のものを選べばOKです。

メモリ容量

軽快な動作を保証するには十分なメモリ容量も必要です。
最低8GBを搭載すれば、エディタとブラウザ、PHP開発に必要なローカルサーバを同時起動しても大きな遅延は起こりません。
より余裕のある動作を求めるなら16GBを検討しましょう。

SSDストレージ

最後はストレージ用のSSDの容量です。
かつてストレージにはHDD(ハードディスクドライブ)が利用される事が主でしたが、近年では処理速度の速いSSDを搭載するのが主流となっています。
容量の目安としては、最低ラインで256GBです。
制作物の保存領域に余裕を持たせたい場合はもう一つ上の512GB、もしくは外付けHDDの購入などを検討すると良いでしょう。


安さ重視の海外メーカー vs サポート重視の国内メーカー

スペックの水準を把握したら、次はメーカー選びです。
今回は「とにかくイニシャルコストの安さを求める」か、「ある程度保障やサポートの充実を求める」ケースの2つについて考えていきます。
前者には世界規模の生産・流通網を活かす海外ブランドがおすすめです。後者には国内サポート体制が充実したメーカーを選ぶとより安心感が高まります。
以下、おすすめメーカーをいくつかご紹介します。

コスパ〇海外メーカー1 Dell

Dellはアメリカ発の大手PCメーカーで、法人・個人問わず世界中で広く採用されているブランドです。シンプルで堅実な設計とコストパフォーマンスの高さが魅力で、プログラミング入門者にも使いやすい構成のモデルを多く提供しています。代表的な製品には、Vostroシリーズがあります。

コスパ〇海外メーカー2 HP

HP(ヒューレット・パッカード)は長年にわたって安定した品質のPCを製造しており、特にエントリーモデルでも一定の信頼性を確保できるのが特長です。デザインと価格のバランスに優れ、初心者でも扱いやすい構成が多く揃っています。代表モデルとしては15sシリーズが挙げられます。

サポート〇国内メーカー1 Panasonic

Panasonicは国内市場で高い信頼を得ている電機メーカーで、Let’s noteシリーズは堅牢性と軽量性に優れた製品として知られています。代表的なモデルはCF-SVシリーズで、衝撃や水濡れに強く持ち運びに適しています。加えて、365日対応の電話サポートや全国規模の修理拠点を通じた迅速な対応など、トラブルにも心強いサポート体制を整えています。

サポート〇国内メーカー2 Dynabook

Dynabookは東芝のPC事業を引き継いだ国内ブランドで、初心者にも安心な使いやすさを重視した製品作りがされています。代表的なRZシリーズは、堅牢な筐体と扱いやすいインターフェースが特長です。サポート面では日本語対応の電話窓口があり、困ったときにも相談しやすい環境が整っています。


学習用PCはWindowsがおすすめな理由

メーカーの他に重要な要素は、OSと設置タイプ、つまりWindowsかMacか、デスクトップPCかノートPCかです。
結論としては、初心者はWindows系のノートPCがおすすめです。
Windows機は選択肢も豊富で、安価なエントリーモデルでも必要スペックの項で挙げたCore i5/Ryzen5の搭載されたモデルが多数あります
サポート情報の量も多く、主要プログラミング言語の環境構築ガイドも豊富で、初心者でも迷わず導入できるのが大きな利点です。

対してMac系列のパソコンは、iOSアプリ開発ができる事と、Retinaディスプレイの高精細表示や長時間バッテリーが魅力です。しかしWindows機に比べると、同等スペックでもかなり割高となります。iOSアプリ開発を目的としない限り、新規購入はコスト増に繋がります。
既にMac機を所持している場合以外は、Windows機を購入するのが無難です。

設置タイプに関しては、デスクトップPCの方がノートPCより割安な傾向があるというメリットがあります。
しかしデスクトップPCはディスプレイやキーボード、マウスといった周辺機器を別途購入する必要があり、そこまで大きな価格差にはつながりません。
加えて携帯性があり出先でも使える利点のあるノートPCの方が、総合してコスパは良いと言えます。


おすすめコスパ優良ノートPC2選

それでは実際どのようなパソコンが良いのか、価格はどのくらいになるのか、参考例をご用意しました。
おすすめメーカーの中でコスパ優良メーカーとして紹介したDELL, HPから、スペック用件を満たしつつコスパに優れたパソコンを1点ずつピックアップしてご紹介します。
価格については変動する場合がありますので、リンク先のページで改めてご確認ください。

Dell Inspiron 14 5445

CPU: AMD Ryzen5 8540U
メモリ: 16GB
ストレージ: 512GB PCIe NVMe SSD
価格: 約¥82,980(税込) ※2025年5月現在
詳細リンク:Inspiron 14

HP 15-fc スタンダードプラスモデル

CPU: IAMD Ryzen5 7530U
メモリ: 16GB
ストレージ: 512GB SSD
価格: 約¥69,900(税込) ※2025年5月現在
詳細リンク:HP 15-fc 製品詳細


予算が厳しい場合は中古品という選択肢も

上記の例をみて、思ったより高い、予算的に厳しい…という場合もあるかもしれません。
そういった場合は中古PCを利用するという手もあります。

パソコンは日進月歩で代謝の早い分野ですので、機械の寿命的な問題は中古でもほぼ気にする必要はありません。
メーカーの保証やサービスは受けられない場合もありますが、そのあたりと価格の兼ね合いで納得できるのであれば、中古パソコンは十分選択肢に入ります。
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パソコン市場は販売数で日本1位の受賞歴ある創業19年目のパソコン専門店です。
中古品ですが100項目の動作確認と30日間の返品制度・1年間の保証と、しっかりと品質の保証された品を提供しています。
また購入前のご相談から購入後のご質問まで対応するコールセンターを完備しているので、サポートの心配もありません。

新品であることにこだわりが無ければ、人気メーカーのパソコンが格安で入手できる優良な選択肢です。


まとめ

パソコンはプログラム開発に必須ですが、決して安い買い物ではありません。
しかしただ価格の安さだけで選ぶと思った動作をしてくれないという危険もあります。正しい知識を身に着けて、しっかりと比較して選びましょう。
今回解説したポイントをもとに、ご予算内でより軽快で便利に動くPCをゲットしてみてください。